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詩「とら、じ」
虎治「あ、もしかして邪魔しちゃったかな」
冷たい声で虎治が言う。
詩(こんな虎治は知らない)
聞くまでもなかった。実際に目の前で鈴木の話してくれたことが証明された。
虎治「ねぇ、詩にぃ。旅行先を決めたいから、家に寄っていいよね?」
掴んでいた腕に力がこもる。それは、拒否することを許さないといっているかのようだ。
詩「虎治、痛い」
痛がる詩に、気が付いているのに無視をする。
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