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旅行8

「ん、んんっ、ふぁあっ、あっんん!」 「……っ、本当に日に日にエロくなるなお前」 「んん、ふっえ、あぁあっ、あ゛あぁっ」 ……誰のせいだと思っているんだ、この人は。元々性に無頓着だった俺を無理やり犯して、そして晴れて恋人なった今でさえもほぼ毎日ねちっこく開発するように全身を愛撫されていれば誰だってそうなるに決まってる。だからまるで俺が生粋の淫乱のように言われても困るというものだ。 「ひっ、ひあっ、あんっ、あぅ!そ、それ、ダメぇっ!」 それに大きな手の平で気持ちが良いところを重点的に扱かれながら、腸内を舌で掻き回されればどれだけ我慢しても感じちゃうよ。 「なんだ?なにが駄目なんだ?舌だけじゃ物足りねえってか?」 「ん、ん……んっ、んんんんっ!?」 「……はっ。どうやらそうだったみてえだな」 「ひゃあっ、ああっ、んんッ、ふぁあ……っ!」 …………気持ちが良すぎて涙が次々と零れてしまう。 竿を扱かれながら、腸内を舌で掻き回されて、――しかも中に指まで入れられたのだ。神田さんの太く男らしい指を根元まで一気に三本まで入れられてしまった。言葉にならない声を上げて絶叫する俺を、神田さんは嬉しそうに見下ろしていた。 「ふぁ、あっ、あ゛ぁぁ、んっ!同時、やぁっ!」 「嘘吐け。その証拠に、イきっぱなしだぞ?」 「ひぁっ、ふぁ……ああっ、あぁあ゛ん!やっ、ゃぁ、やぁんっ」 「…………それとも。有希は指じゃないもっと太いのが欲しいのか?」 「ん、ん!んんっ!欲し、……欲しいからぁ、っ、ふぁ、ああっ」 なんでもいい。だからお願いだから、こんなにも強い刺激を一気に与えてくるのだけは勘弁してくれ。精神が擦り切れそうなほどの強い快楽にもうおかしくなりそうだ。神田さんの身体を抱き寄せて、心の底から彼を強請った。 …………やっぱり俺が彼に敵うことはなさそうだ。 「………可愛いな」 「んっ、んん……んっんぅ、ふぁっ」 「このまま俺の手で壊れる様を見てみたい気もするが、やっぱり大事に可愛がりたい気もある」 「……あぁっ、ん……んっ、神田さん、」 「俺はお前に翻弄されてばかりだよ」 「ふぁ……あぁあっ、ん……んんんぅ」 神田さんはそう言うと、優しく俺にキスをしてくれた。さっきまで俺に強い快楽責めを与えてきたというのに、その口付けは随分と甘く優しくて思わず少しだけ戸惑ってしまう。そして腸内に入れられていた舌と指は一気に引き抜かれ、今度は俺が先程強請った通りに、神田さんのビキビキに勃起したものが宛がわれた。

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