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第3話
「本当に、よろしいのでしょうか……?」
「あぁ、構わない」
夜。いつもはマクシミリアンが縛られているロープを、全裸のサミュエルに巻き付ける。いつもはサミュエルが持っている鞭を、服を着たマクシミリアンが握っている。この屈折した光景が、サミュエルの身体を熱くさせた。
「で、では、いきますね……っ」
ビシ、鞭がしなってサミュエルの臀部に当たる。正直、痛かった。きっとマクシミリアンは自分が振るよりもかなり弱く叩いている。それでもかなりの衝撃に眉をしかめた。両手足をロープで固定されているため、逃げられない。この状況が、マクシミリアンを興奮させるのだろう。腰、背中、乳首と叩かれ、サミュエルも段々興奮してきたことに気付いた。
「次、ペニスを叩きます」
「っ!」
半分勃起していたサミュエルのペニスに鞭が振られた。
「サミュエルさまも、気持ちよさそうですね」
痛いだけのはずが、顔をしかめたサミュエルの表情がマクシミリアンには快楽に見えるらしい。普段はマクシミリアンの蕾に挿入する太いディルドを持ち出し、コンドームを被せてローションをまぶすと、サミュエルの後孔に宛がった。
「これも、僕、好きなんですよ」
いつもは被虐に喜ぶマクシミリアンの顔が、オモチャを与えられた子供のように純粋な笑顔を浮かべる。
「っく……」
「サミュエルさま、過去に使われてましたか?意外と入りますよ……」
「ん、あぁっ!」
「悶えるサミュエルさまも、お美しい……」
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