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第4話

「うぐぅ……っ」  ディルドのスイッチが入れられた。腸壁を抉られるような感覚に、サミュエルは歯を食いしばった。男の臀にあると言う前立腺らしき箇所には当たっている様子もなく、ただ苦しいだけだった。これをマクシミリアンは気持ちいいと言うのだ。本当なのだろうか。 「サミュエルさま、本当に気持ちよくないのですか? とても険しい顔をされておりますね」 「お前は、これが、本当に、好きなのか……?」 「えぇ、愛しいサミュエルさまからの責め苦は、どれも快感以外には思えません」  グリグリとディルドでサミュエルの内壁を広げるマクシミリアンは、自分の言葉にも酔っているのか、触っていない自身の中心を硬く立ち上がらせ、パンツに染みを作っている。 「サミュエルさまが、責められているのに……僕が、達してしまいそうです」 「自分で、されるところを、想像したか?」 「えぇ……僕なら、もっと強くして欲しいです」  全く快感を得ている様子のないサミュエルに、マクシミリアンは悲しそうな表情を浮かべ、ディルドを抜いた。 「サミュエルさま」  マクシミリアンはサミュエルの身体を縛るロープを解き、ディルドを差し出した。 「上手にサミュエルさまを気持ちよく出来なかった僕に、お仕置して下さい」  マクシミリアンのそこは、触ってもいないのに白濁を漏らしていた。

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