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第5話

 パシン、パシン。  布で覆われた真っ暗な視界の中、全身を縛られたマクシミリアンの身体に鞭が打たれる。身動ぎをする度に擦れる麻縄の感覚と、革製の鞭の刺激が心地よい。痛みの中にサミュエルからの愛を感じ、声を挙げずにはいられなかった。 「あぁっ、サミュエルさまぁ」 「俺に鞭を奮っておきながら、お前自身がお漏らしとは、どこまではしたないんだ」 「も、申し訳ございません……あぁあ!」 「謝りながらも、また漏らしているぞ。縛っているはずだが、何故だろうな?」 「ひっ、あぁ、サミュエルさま、お許しを……っ」  鞭が臀部に当たる度にビュクビュクと白濁を飛ばすマクシミリアンに、サミュエルも罵りながら自身が主張しているのを実感する。やはり自分はこの立ち位置が合っていたのだと、再確認させられる。 「マクシミリアン、今日は気が向いた。俺のコレを入れてやろう」 「あ……サミュエルさま、恐悦至極にございます……」 「貴様の穴ははしたないから、もう解れているだろう? すぐに突っ込むぞ」 「っあ、あぁあぁあぁああぁあぁああぁっ!」  挿入されてすぐに達したマクシミリアンに、サミュエルは過去一番の笑みを浮かべたのだった。 End

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