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〇志童の部屋(夜・消灯)  古いアパートの一室。明かりもつけられていない中、押し殺した喘ぎ声が聞こえる。 天心の声「んっ……」 天心の声「ああっ……あ……」  ギシギシと鳴るベッド。  四つん這いになった天心に、半妖の志童が背後から覆い被さっている。二人とも裸。  天心の尻に志童の尖った爪が食い込み、血がぷつりと浮かぶ。 天心「つうっ」 志童「あ……」  志童、困惑の表情で腰の動きを止める。

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