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JUGGING
ゆらゆらと浮力で定まらない姿勢を抱きしめる。流しきれてないせっけんでするすると肌を撫でる。弾くように摘まんだ乳首はすっかり赤く腫れている。
「ほら、自分で動いて? いいところいっぱい擦って僕ので気持ちよくなって」
「あっ、ひぃ……んんんっ、おっき……入んな、い、あっあっんあぁぁ!」
「入ってるよ。んっすごい、きもち。大悟さんは?」
「あっ、あっあひっ、ああっすごいあ、おっぱい抓らな、で……んっあ首っ齧んな……」
「大悟さんが動いてくれてるから僕は他のところで気持ちよくしてあげます、耳舐められるのもキスしながらセックスするのも好きでしたよね? かわいい」
「ああぁん、な……触って、前、あっあっらめ、な、お願いっさっきは触ってくれたろ……ああっ」
「中だけでイってください。雌イキ見せて? えっちな大悟さんなら出来ますよ、んっ」
「ああっひあっ、だ、むり……っ奥やら、深いぃ……っああっあっやめ、ゆるじてっああああ!」
びくびくと体を跳ねさせ、ぎゅうっと締め付けられる。中の痙攣は確かにイった時と同じものなのに、お湯の中は透明なまま。漂う精子はどこにもない。僕の望み通り精子を出すことなく雌イキしてくれたらしい。
「雌イキ出来たじゃないですかっ、ん、すごい……最高」
「あ、だめだめ、もイったから、ゆるじて……イってる、まだらめだっああっおかしくなる、やらああっ!」
「僕まだイってないんで、もうちょっと付き合ってくださいね」
バシャバシャと水が跳ねてバスタブから逃げていく。下から敏感になった中を容赦なく突き上げた。
痛みにも似た快感に、大悟さんは揺さぶられるがままになっていたが時折ぴゅうっと吐き出す精子が可愛かった。
「あっあっ、も、むり……ひっいいっあぁ!」
「ん、もう出そう……大悟さん、僕の精子ほしい? 痴漢なんかじゃなくて、僕の精子中に欲しい?」
「あぁん、ほし……桜井、のだけ欲しい……出して奥いっぱい。あっ桜井でいっぱいにしてっあぁあああんっ!」
「中もいっぱい消毒しましょうね、んっもイく、っん」
「あああぁー! 腹、熱い……んっ桜井……」
甘えるように両手を伸ばす大悟さんをぎゅっと抱きしめる。涙と涎でぐちゃぐちゃになった顔をお湯で濡らした手で拭ってやる。
それからあちこちに啄むようなキスを落とすと、うっとりとした表情で体が全部僕に預けられた。
「気を付けてくださいね。大悟さん所謂男にモテるタイプだし、痴漢って言えなさそうな人に手出すんですから」
「俺が言えなさそうに見えるか?」
「現実言えなかったでしょ。周りに迷惑になるんじゃ、とか次で降りればいいとか。冤罪だったら……とか、プライドもあるでしょうし結局我慢して言えないでしょ」
「う……何も反論できないのが悔しい」
「あなたの体は僕のものなんですから、頼みますよ」
「はい……じゃあお前も飯、ちゃんと食えよ。俺の体なんだから」
「それとこれとは別です」
随分温くなったバスタブの中で抱きしめ合ったままキスをする。寒くなったらまたお湯を足そう、お互いの体を洗い合って、くだらない話に笑い合う。
ゆっくりと金曜の夜が更けていった。
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