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JUGGLING
──ずんずんずんっばちゅんっばちゅんっずぶずぶぶぶ……ぐっぐりっぐりぐりっ
だめやだと言いながら、奥が一番感じることを僕は知っている。容赦なく腰を振って内壁を抉りながら奥を突いてやると、悲鳴に似た嬌声がバスルームに響く。ここがホテルでよかった。さすがに家ではここまでさせられない。
大悟さんのこんな声、誰にも聞かせたくなんてない。
「ねぇ、中搾り取るみたいに動いてますよ……そんなきもちい?」
「あ、ああぁん、きもち……あ、桜井のきもちぃ、な、出るっ、や、あ、やらぁとめて、おく、こつこつやらぁ」
「だめ、見せて? 潮吹き? それともおしっこ? おもらしなんて、絶対かわいいから。見せてください。ね? んっ、ほらっ」
「あっ、やら、おしっこ出ちゃ、あっあああぁーっ!」
──ちょろ、ちょろろ、じょろろろろ……
「や、見るなっ、あっ、やら……出ちゃっ、やだって言ったのに……桜井のばか、ばかぁ!」
潮を吹くところは何度か見たことあったけど、さすがにここまで見せてもらえるとは思わなかった。ぐずぐずと泣き出した大悟さんには悪いけど、僕はいつになく興奮していた。
ギラギラした目で排水溝に流れていくそれを見つめる。その間も腰を振るのは止められない。背中に齧りついて、可愛い可愛いと繰り返す。頭は沸騰して繋がった恋人を抱き潰すことしか考えられない。
「僕にお仕置きされてるのに、おもらししちゃったの?」
わざと小さな子供に聞くような口ぶりで囁く。ふふ、してるコトは全く子供なんかじゃないのにね。
「ご、ごめん、……あっ、やだ、動くな。ど、しよう。後輩の前で……うっ、ああっふぇ……」
「後輩だけど恋人でしょう?」
「ん、そ、だけど……はあっ、も、だめ、ああっん、っひあっ! や、でかい、やらぁ、もうしない、抜いてっ」
「大悟さんは僕の大切な恋人だから、おもらしくらい許してあげます。それにここはホテルだし、見せてって頼んだのは僕ですから。むしろえっちで恥ずかしい所見せてくれてありがとうございます。めちゃくちゃ可愛かったんで、まだまだしましょうね。
大悟さんが気になるなら、シャワーで流して風呂で温まりましょう」
「あぁっ、……かわいくな、い! し、無理……はあ、んんっ、あぁん、うっああ、あぁ、むりっ……あ、やらぁああん……っ!」
おもらしをしてすっかり力の抜けたそれを握って扱く。自分の手の中でむくむくと育って硬くなる性器に愛おしさすら感じる。
「もう僕以外に触られようと思えなくなるくらい、たっくさん愛してあげます」
「やぁっ……、もだめむりっ、あっあっ、やら、気をつけるから、あっ」
「本当?」
疑うようなまなざしをわざと向けて、一旦大悟さんの中から抜け出ると泡だらけのまま一足先にお湯に浸かった。きてください、と声をかけると真面目な恋人は洗い流すか悩み始めた。その手を引いて、そのままでいいと湯の中に引きずり込む。
「自分で乗って? ほら、いつも重いからって嫌がるけど、風呂の中なら浮力もあるし」
「う……」
「それとも、これから気を付けるってのはうそでした?」
「それとこれとは……関係ないだろ」
「でもです。ちゃんと僕のだって自覚してください。僕だって嫉妬もするし怒るんです。逆だったら嫌でしょう?」
「……痴漢に遭いそうなの、どちらかというとお前なのにな。きれいな顔だし。でも視線だけで殺されそうだ」
「間違いないです、社会的にも殺しますね。って話ずれてます。ほら、乗って、自分で入れて?」
広めの風呂はリラックスするためのものじゃなく、セックスもできるように工夫された形だった。さすがはラブホテル。長座する僕におずおずと大悟さんが乗っかった。
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