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○リビング/ちゃぶ台前(夜) 晴嵐「美味……」 茹で霞を一口食べ、落ちそうな頬を支える晴嵐。 晴嵐「やっぱりひと手間加えると違いますね」 匡(変なヤツ……) 生き生きとする晴嵐に、内心くすっと笑う匡。 缶ビールを開ける匡。 晴嵐「これだけで、山をおりた甲斐があります……」 いくらか食べては「美味……」と頬を支える晴嵐。 匡はテレビで見た変わったニュースを思い出す。 回想 アナウンサー「住人によりますと、盗まれた物はなく」 アナウンサー「キッチンを使用した形跡のみ残されていたそうです」

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