21 / 34

19

○黒杉都市開発株式会社(日中) 仕事中、山のことが気がかりな匡。 匡(……とはいえ、この会社が開発から手を引くなんてことは……) 匡(晴嵐……) 今朝のことを思い出す回想。 朝焼けに染まる晴嵐。 匡は晴嵐の肩に手を伸ばすと、無意識にキスをしてしまう。 匡「……っ」 思わず、といった行動に慌てて離れる匡。顔が真っ赤。 晴嵐は自分の唇を触れ、首をかしげる。 晴嵐「……? 気を送りました?」 匡「いや、いまのは……人間の、あいさつ……」 デスクの上に突っ伏す匡。 匡(あんな言い訳……通じてるか?) 匡(……や、通じてるよなあ、あの感じ)

ともだちにシェアしよう!