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○黒杉都市開発株式会社(日中)
仕事中、山のことが気がかりな匡。
匡(……とはいえ、この会社が開発から手を引くなんてことは……)
匡(晴嵐……)
今朝のことを思い出す回想。
朝焼けに染まる晴嵐。
匡は晴嵐の肩に手を伸ばすと、無意識にキスをしてしまう。
匡「……っ」
思わず、といった行動に慌てて離れる匡。顔が真っ赤。
晴嵐は自分の唇を触れ、首をかしげる。
晴嵐「……? 気を送りました?」
匡「いや、いまのは……人間の、あいさつ……」
デスクの上に突っ伏す匡。
匡(あんな言い訳……通じてるか?)
匡(……や、通じてるよなあ、あの感じ)
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