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○朝焼けの中 晴嵐「ほら、目を開けてください」 匡の耳元で声がする。 恐る恐る目を開く匡。 目の前に広がるのは、美しい朝焼け。 匡「すごい……」 朝焼けと山、町が相まって綺麗な景色が広がっている。 いままでの生気のなかった匡の瞳に、光が生まれる。 匡「こんなの、初めて見た……」 晴嵐「よかった、この風景をキョウにも見せたくて」 晴嵐「私の見守る、大好きなこの風景を」 朝焼けに染まる晴嵐の金髪。 なぜかときめいてしまう匡。

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