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○アパートから山へ(曇天) 匡は嫌な予感を覚えて山へ走る。 いまにも崩れそうな天気。 息を切らして山へ着くと、そこでは作業員たちがショベルカーなどを動かしている。 匡「おい! なんで作業してるんだ!?」 作業員「工事が前倒しになったと今朝連絡がありまして」 ショベルカーは無慈悲にも山裾の木々を削り始めている。 匡(これが……これが晴嵐の痛みの原因か) 匡「くそっ!」 走り出す匡。

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