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○山の頂上(雷雨) 息を吸った匡は思いきり、空に向かって叫ぶ。 匡「山の神! いまなにしてんだよ!」 匡「自分の山さえ守れなくて、なにが神だよ!」 匡「くそ……!」 ただ虚しく響く匡の声。 脳裏に晴嵐の顔が浮かぶ。 ちかちかと空が光り始める。

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