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○病室(日中) 病院のベッドで目を覚ます匡。 顔にガーゼ。腕には点滴。ひどい外傷などはなし。 匡「あ、れ……俺……」 晴嵐「キョウ!」 ゆっくり起き上がる匡。 匡「晴嵐、なんで」 匡「俺、なにしてたんだっけ」 匡が呆然としていると、晴嵐が抱き着く。 晴嵐「きみが……きみが助けてくれたんですよぉ」 晴嵐の声は涙声。 晴嵐は慣れない手つきでテレビのリモコンに手を伸ばし、テレビをつける。

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