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新章《新たな悩み》
俺、国近啓介はどこにでもいる普通のサラリーマン。
勤続年数も長いため、それなりに社長からの信頼も得ている。
そのため、毎年癖のある新人を任されることが多い。
今年は、その中でもかなり変わり者な新人社員、東洞尊を担当することになった。
東洞は普通の人には見えない何か霊的なものが見えるらしく、最初はかなり疑ったが、俺自身に取り憑いていた妖怪と親友のゆたかの霊を祓ってもらい…
霊媒師だという東洞の凄さを垣間見て…
東洞のいうことを信じるようになった…
東洞はとても純真でいいヤツだが、仕事はなかなか集中できず、作業も遅い、それに、どうやら俺の身体を纏うオーラが並外れた綺麗さらしく、このオーラを気に入られてしまい東洞には懐かれてしまった。
東洞にはお目付役のような存在の専属結界師、天河守優志がいて、近づくなと、かなり牙を向かれたが…あることがきっかけで和解することが出来た…
それは過去に、一般人との間に起きた酷い出来事が原因で、今も苦しんでいる東洞…そして優志のこと…
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