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第220話
「大人が恋人同士になるっていうことはどういうことか分かっているのか?」
純粋すぎる東洞に問うてみる。
「はい、分かっています、僕は国近さんとずっと一緒にいたい、キスしたいし、抱きしめられたい、SEXだってしたい」
「東洞…」
「国近さん、そういう意味で好きなんです」
まっすぐに求めてくる瞳。
「……なら、試して見るか?」
言葉で違うと何度言っても分からないなら…
その瞳に煽られるように行動に出る。
「え、国近さん?」
グイッと腕を掴み、やや強引に東洞の部屋へ連れて行く。
「大人の恋人同士がどういうものか…」
東洞をベッドに押し倒し、そう囁く…
東洞が嫌がったらそこまででやめる、それで恋人になることを諦めさせるために。
「…国近、さん…、んっ」
そのまま右脇の辺りへ膝をつき上半身に覆い被さる。
東洞の結んでいる髪を解き、口づけをしながらやや乱暴に服を脱がしていく…
しかし東洞は…
「ぁ、…っ、気持ち、いい…、もっと、触って、ください」
出張に行ってから、あまり触ってくれなくなっていたから…
久々に触れた国近のオーラに震えがくるほど温かさを感じる。
指先が触れるたび、熱いオーラが絡みつき…キスをされるたび、濃厚なオーラが流れ込んでくる。
「東洞…っ」
怖がるどころか、そんな可愛く敏感な反応を返す東洞を見て、国近も熱いものが駆け巡る。
「ハァ、っ…」
右手で下着をずらし、尻を撫で、割れ目へ指を伸ばし這わせる。もう片方の手で胸を弄りつつ…
「……」
素肌へ舌を這わせながら、
東洞の後ろの窪みに指を挿入しようとすると、ビクッと身体を震わせる。
「っ、あ、ぃや…」
「嫌か?」
動きを止めて確認する。
「ッ、ううん…国近さん、すき、大好き…」
怖いと思う気持ちを押し込めて…
ふるふると首を振ってさらに求める東洞。
「…嫌なら嫌と言えよ、じゃないと…止められなくなる」
「嫌じゃない、やめないで、もっとして、ください、もっと…」
触って欲しい、包み込んで欲しい…
綺麗なオーラを感じたい…
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