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第222話
「んっ、ん、気持ちいい…」
キスをされると、清涼で熱いオーラが流れ込んでなんとも言えない心地になる。
「ァっ、ん、ぅん」
「…東洞、何をされるか、分かっているのか?」
再び後ろに指を入れ、本数を増やしながら出し入れし慣らしていく…
「ん、はい…国近さんっハァ、」
「怖くないのか?」
「…ハァ、全然、国近さんに、触ってもらえて、夢のようです…」
「……」
グイっと足を開かせ、割り込み挿入の体勢に持っていく。
東洞の慰めを受けて勃ち上がったものを、充分潤った窪みにゆっくり擦り付け…
「…っ、ハァ、」
ひくんと震える東洞…
そのときを待ち、どきどきと心音がスピードを上げる。
「東洞…」
可愛らしいその相手を見つめ囁き、髪をといて、片手で頬に触れたまま…
ググっと、結合を開始する。
「くに、ちかさ…ァッ痛い」
太い塊が割れ目を開きながら入ってくる。
初めて犯される場所…ビリビリと痛みが走り、震えがはしる。
「っ、やめるか?」
国近自身、もう引けないが、最後の確認で囁く…
「うぅん、やめないで、お願いっ…ハァ、くにちかさんの、入れて、くださいッぜんぶ…ぁ」
ふるふると首を振り、国近にの背に縋るよう抱きつく。
「東洞っ、!」
「っ…ん、あ…ぁ、ッ!」
さらに、ググっと押入られて、背筋からゾクゾクと震える感覚を味わう。
「ッん、狭い…、」
国近も初めて味わうキツさに、息を詰める。
そのまま、全てを挿入し、密着した状態で止める。
結合した部分、国近の濃厚なオーラを内側から感じることができて、軽く目眩のような感覚に陥る東洞。
「ふ…っ」
ふいに、東洞の瞳から涙が零れ落ちる。
「ハァ、っ後悔しても、もう遅いぞ…」
それを見て、胸が痛くなるが、もう戻れそうにない…止められない熱が疼き…
そこをキュウキュウ締め付けられ、快感の波を無視できなくなっていた…
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