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本文08

 続けてミネラルウォーターも投げる篠宮。  キャッチしながら 天 「だからっ、投げんなって!」  「これだからシノは……」と、ぶつくさ言いながらペットボトルを毛布の塊と化した音愛に押し付ける天。  篠宮は冷蔵庫に背中を預け缶コーヒーを飲みながらふたりの様子を見ている。 天 「顔だして、お水飲みな」  天に優しく言われ観念したようにもそもそ顔をだす音愛。  天からペットボトルを受け取り 音愛「あの……僕のカバンは……」 天 「カバン。あぁ、ちょっと待ってて」  立ち上がり仕事部屋に戻っていく天。  ペットボトルを両手で持ち所在なさげな音愛をじっと観察するように見ている篠宮。

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