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 ぱあっと目を輝かせて 天 「Noaだ! 歌い手のNoa!」 音愛「え……あ……」 篠宮「のあ?」 天 「は? お前、知らねぇの? 今めっちゃ人気のある歌い手なんだぜ。(音愛に向き直り)声、似てるって言われない?」  えっと、あの……と、しどろもどろになりながら 音愛「似てるっていうか……その……本人です、はい」 天 「ま、マジでぇ!?」  ソファに両手をつき音愛に対し前のめりになる天。  そんな天の様子にびくっとして身を縮こまらせる音愛。  篠宮が天の襟首を後ろから掴み 篠宮「やめろ。ビビってんじゃん」

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