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天 「俺のこと知ってんの?」  ごくんと薬と水を飲みこんで 音愛「はい。あの……ごめんなさいっ」  がばっと頭をさげる。  頭をさげたまま 音愛「天さんが部屋の特定とかされるの嫌いだって知ってたんですけど……っ、どうしても……天さんに会いたくて」  あらあらという顔で天を見る篠宮。 天 「ちょーっと待ってね。んー……どっかで聞いたことある声だなぁって、さっきから思ってんだけど」 音愛「(顔をあげて)え?」  腕を組みうーんと唸る天。 篠宮「お前……今、そういう話じゃ」 天 「わかった!!!!」

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