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本文13

篠宮「そうなんだ。幼い顔してるから、てっきり高校生くらいかと……ごめんね」 音愛「いえ、よく言われますから大丈夫です」  篠宮の肩越しにひょこっと顔をだし 天 「のあちゃん、俺のファンなんだよね?」 音愛「っ、は、はい! いえ、ファンていうか……その(うつむく)」 天 「ん?」  篠宮を押し退け、下から音愛の顔を覗きこむ天。 音愛(もうこんなチャンスないぞ。がんばれ自分!) 音愛「あの……僕、天さんのことが」 天 「うん?」 音愛「す、好きですっ!!」  ぽかんとする天。  あーあという顔をする篠宮。  音愛は大きく息を吐き出し胸を手で押さえる。

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