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本文21
○翌日、仕事部屋
何故か超不機嫌な顔で仕事をしている篠宮。
天 「なに怖い顔してんの?」
篠宮「……別に。音愛君は?」
天 「まだ寝てる。朝起きたら俺の手ぎゅって握ったまま寝てて、超かわいかった!」
無邪気に笑う天、眉間のシワが深くなる篠宮。
篠宮「お前、どうするつもりなんだよ」
天 「どうって?」
篠宮「あの子のことだよ」
天 「別にどうもこうもねぇよ。俺のこと好きだって言うし、俺も歌い手Noaのファンだし」
篠宮「そういうこと聞いてんじゃねぇよ!」
ばんっ! と机を叩く篠宮。
篠宮「じゃあ言うけど、俺だってお前のこと好きだからな!」
ぽかんとする天。
廊下で会話を聞いてしまった音愛。
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