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彼と満ちる想い

「待って、やぁ・・・ん」 彼の顔は、紅潮し、息使いも荒く。 「あんまり気持ち良すぎて、すぐ、イキそうだ」 ズンズンと奥まで激しく突き上げられ。 抽送のスピードも速さを増していく。 「ひぁ・・・ん」 あまりの激しさに、喘ぎ続け、彼の肩にすがりついた。 「あっん、そこ、やぁ」 肉襞を擦られ、掻き回され、感じる所を的確に、執拗なまでにぐりぐりと尖端で突かれ、愉悦の涙を流した。 「ナオのも、また、勃ったね。蜜をこんなに溢して」 やんわりと前を手でしごかれ、体かビクビク揺れる。 彼も僕同様、限界が近いのか、更に挿送が激しくなり一気に高みへかけ上がる。 「ナオ、一緒にいこ」 「う、うん・・・あっ、ああ、いい」 ぶるっと、彼の体が大きく震え、動きが止まった。 その瞬間お腹の奥で、彼の灼熱がはぜる。 「あっ・・・あっ、あっ・・・ん」 僕の屹立も、同時に白濁を彼の手の中に放っていた。 「信孝さんの、お腹に・・・いっぱい」 甘く満たされて、その余韻にうっとりしていると、こめかみにキスが降ってきた。 「ナオ、愛している」 「うん、僕も」 彼を見上げると、繰返し口付けを求めれて。 はぁはぁと息を整えながら、拙いながらもそれに応じていると、僕の中の彼の雄が、ぐっと熱を持ち、みるみる硬くなっていった。 「いゃあっ・・・」 思わず身をよじった。 「嫌じゃない、だろう!?こんなに、締め付けておいて」 「ひぁん」 彼の雄に、最奥をグイっと突かれ、あられもない声があがった。もっとして欲しくて、腰が勝手に動く。 それを、恍惚の目で彼が見詰める。 「せっかくの初夜だよ。本当は、朝まで、抱き潰したいけど・・・ナオ、バイトの時、腰立たないと大変だから、あと一回で、我慢するから、ね」 甘く囁かれ、再び、挿送が開始された。 最初から激しく打ち付けられ、 「あっん、あ、あ、あ・・・」 嵐の様な快感に、身も心も翻弄され、やがて、意識をうしなった。

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