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番外編 はじめてのママ友
「じろじろ見てごめんなさい。気を悪くさせちゃってごめんなさい」
あたふたしながら頭を下げようとしたら、
「あのね、僕もナオさんが可愛くてつい、見惚れていたから………だから、ごめんなさい」
未知さんに先に頭を下げられたから、ビックリした。
「僕、男だし全然可愛くなんかないよ」
ブンブンと首を横に振りながら未知さんの隣に座ると、
「彼に………彼っていうのは遥琉さんなんだけど、晴くんと未来くんとシャボン玉で遊んでいるナオさんの写真を見せてもらったんだ。笑ったときの笑窪がキュートで可愛らしくて、てっきり女性かと思っていたんだ。そしたら彼に男だって言われて、腰を抜かすくらい驚いたんだよ」
さっきまで真っ青な顔をしていた未知さんが明るく笑っていた。具合悪そうだけど大丈夫かな?かなり心配したけど、良かった元気になって。
「ナオさん、改めて自己紹介しよう」
「あ、うん。僕は縣ナオ。年は20才です。晴が4才で未来が3才、二人の男の子のママです。彼にはパパだろうって言われるんだけど」
「僕も彼に同じこと言われる。ナオさん、卯月未知です。年は21。一太が5才で、遥香が2才です。会ったばかりだけど、ナオさん、ママ友になってくれるかな?」
「うん!本当は僕の方から頼まなきゃいけないのに」
「ううん、気にしないで。ナオさん、そんなに年が変わらないし、ため口でいいよ。それに呼び捨てでよんでほしい。一応、彼の許可はもらってある」
なぜに許可がいるのかそのときは知らなかった。
未知の旦那様も、彼同様、かなりの焼きもち妬きだということを・・・・・
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