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光太郎は、洸龍が言わんとすることを
悟り、雪弌を庇う。洸龍のシャツの裾を
引っ張る。
光太郎「(遠慮がちに)雪ちゃんは
悪くないよ」
雪弌と洸龍の険悪な雰囲気は変わらず。
雪弌「私が連れ出したとでも思ったのか?」
洸龍「……別にそういうわけじゃない」
雪弌「どうだか。
どうせ私は人間ではないからな」
光太郎が二人を見てオロオロする。
光太郎「……怒ってるの?」
雪弌が光太郎の頭を撫でる。
雪弌「その男は怒っているんじゃないよ」
洸龍「……」
雪弌「光太郎、お前が心配だっただけさ」
光太郎、頼りなく拳をきゅっと握る。
光太郎「洸兄ちゃん、ごめんなさい」
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