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第9話 【R18】

「東儀の胸…凄くエッチで感度がいい、と思う」 …率直な意見を述べてみたが…東儀の顔は表情が硬い。 どうやら俺の答えが気に入らなかったようだ。 すん…、と東儀の顔から表情が消えた。 マズイ、地雷踏んだか?! 「え…と、個性的でいいと思う!」 ジト目で俺を見て、おもむろに手を胸に当てた。 「…他の人と違うだろ、コレ…」 そんな気にすることかなぁ、って、自分の乳首触ってる…。 東儀は顔が赤いまま、俺の方に視線をよこさないで乳輪をくるくると撫でた。 「気にするなよ。俺はどんな乳首でもいいと思うよ」 「…俺はイヤなんだ…」 「可愛いよ?」 涙目で東儀が俺を睨む。 ·····ナニコレ…。 ぐっとくるなぁ、このシチュエーション。 「からかうなよ!」 怒っている姿もイイ。 俺は振り上げられた東儀の手首を掴み、壁に追い詰めた。 そして耳元で 「からかってなんか、ない」 そう言うと泣き出しそうな、恥ずかしそうな表情をした東儀に体を寄せた。 「一人だけでいいだろ?おれだけが可愛いと思ってれば」 「…ホントに、…そう思ってる?」 上目遣い…それは反則…。 「うん、めちゃめちゃ可愛い」 目の前に可愛い生き物がいる…。 すんすん、と鼻を鳴らして俺の肩に顔をくっ付けてきた。 もう、我慢出来ない。 再び東儀を押し倒した。

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