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第12話【R18】
·····胎が…熱い…
東儀の腰を両手で掴み、押し付けていた腰をゆっくり引く。
そしてパンっと腰を打ちつけ、抽挿を始めたとたんに聞こえてくる艶のある声。
「あっあっ…あんっ…」
俺の動きに合わせるかのように東儀の口から喘ぎ声が漏れてくる。
·····こんな声…だすのかよ……
堪らず腰の下に脚を差し込み角度を上向きに変えて深く交わった。
「あっ!んん…!」
東儀の背中が大きく反った。
視線は宙をさまよい、閉じることのない唇からは光る糸が垂れる。
「とま…る……いいっ…あっ…っ」
初めて(であろう)快楽に蕩けきった顔を見せてくるから堪らない。
東儀の淫靡な表情が俺自身をより硬く張つめさせる。
(ヤバい、もってかれる…)
限界が近い。
再び昂った東儀を握り込み刺激を与える。
「だ…だめぇ…い…っちゃ…んんっ…」
最後まで言い終わらないうちに唇で言葉を吸い取った。
東儀の体がぶるっと震えるのと同時に俺も胎に熱を放った。
東儀は隣でぐったりしている。
オレが滅茶苦茶に抱いてしまったせい。
「ゴメン…」
行為の後の汗ばんだ肌が輝いて見えた。
…綺麗だな。
東儀の顔に張り付く髪を直し、額の汗を手で拭った。
「…ん…いてて」
眉間に皺を寄せ、仰向けになっていた東儀が起き上がろうとしていた。
手を貸して引っ張りあげた。
「体がギシギシする…」
苦い笑顔を向けてきた東儀に今まで感じたことのない気持ちが湧きあがってきた。
「すき…かも…」
「え?」
俺の言葉に驚く東儀。
まさか、そんな言葉が口から零れるなんて…自分でも驚いていた。
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