2 / 95

第2話*天我とすみれ*(R)

『あっ・・は・入ってくる・・』 「力を抜けすみれ。痛くはないか?」 「あっ・・ああっ」  すみれの体が反れる。 『んっ・・んんっ・・は・・いった・・』 「天我・・ゆっくり・・」  すみれが口吸いをしようと思い近づいたら、天我が動き出した。 「きゃっ・・あ・・ああっ・・!」  腰に乗せたまま天我はすみれを上下に動かす。 「あっ・・て・天我・・ここいや・・ご寝所に・・」 「ここは二人の思い出の場所だろう?誰も来やしない。それにすみれ、 体は嫌がっていないぞ?」  かあっとすみれが赤くなる。 天我はすみれの両腿を持ち激しく動かす。 「あっ・・いやっ・・ああっ・・だめ天我。お着物汚しちゃう」 「そんなものいくらでもある」 「んっ・・んっ・あ・・ああっ天我・・あ・熱くして・・」  すみれは天我の着物をつかみながら、いつのまにか腰を動かしていた。 「ふふっ我が嫁は注文が多いな」  天我はすみれの両足をしっかりと掴み、上下に動かした。 「ああっ・・お・・おくっ。天我・・もうだめ」  すみれが果てる時、自分の体の中に熱いものが入ってくるのを感じた。 『天我の・・熱い・・』  すみれの意識が遠くなる。 「すみれ。俺の愛しい宝よ」    そして天我はすみれを寝椅子に横たえる。 「え、天我?」  思い切り天我がすみれを突き上げる。 「あっ・・あああー!」  着物の裾からすみれの白い足が伸びる。 「あ・だめ・・こすってえ・・天我」  体を震わせながらすみれが天我の首に手を回す。 天我の動きが激しくなってくる。 「あっ・・んっ・・天我すき・・だいすき・・」 「すみれ。その言葉だけで俺は生きている」 「んっ・・もうだめえ・・」 天我はすみれを抱きしめ大きく突き抜く。 「あっ・・あああー!・・ああっ・・」  すみれは息を整えながら腕を緩めようとせず、 「ずっと天我とこうしていたい・・」  その言葉は天我の顔を曇らせるのに十分すぎるほどだった。

ともだちにシェアしよう!