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第2話*天我とすみれ*(R)
『あっ・・は・入ってくる・・』
「力を抜けすみれ。痛くはないか?」
「あっ・・ああっ」
すみれの体が反れる。
『んっ・・んんっ・・は・・いった・・』
「天我・・ゆっくり・・」
すみれが口吸いをしようと思い近づいたら、天我が動き出した。
「きゃっ・・あ・・ああっ・・!」
腰に乗せたまま天我はすみれを上下に動かす。
「あっ・・て・天我・・ここいや・・ご寝所に・・」
「ここは二人の思い出の場所だろう?誰も来やしない。それにすみれ、
体は嫌がっていないぞ?」
かあっとすみれが赤くなる。
天我はすみれの両腿を持ち激しく動かす。
「あっ・・いやっ・・ああっ・・だめ天我。お着物汚しちゃう」
「そんなものいくらでもある」
「んっ・・んっ・あ・・ああっ天我・・あ・熱くして・・」
すみれは天我の着物をつかみながら、いつのまにか腰を動かしていた。
「ふふっ我が嫁は注文が多いな」
天我はすみれの両足をしっかりと掴み、上下に動かした。
「ああっ・・お・・おくっ。天我・・もうだめ」
すみれが果てる時、自分の体の中に熱いものが入ってくるのを感じた。
『天我の・・熱い・・』
すみれの意識が遠くなる。
「すみれ。俺の愛しい宝よ」
そして天我はすみれを寝椅子に横たえる。
「え、天我?」
思い切り天我がすみれを突き上げる。
「あっ・・あああー!」
着物の裾からすみれの白い足が伸びる。
「あ・だめ・・こすってえ・・天我」
体を震わせながらすみれが天我の首に手を回す。
天我の動きが激しくなってくる。
「あっ・・んっ・・天我すき・・だいすき・・」
「すみれ。その言葉だけで俺は生きている」
「んっ・・もうだめえ・・」
天我はすみれを抱きしめ大きく突き抜く。
「あっ・・あああー!・・ああっ・・」
すみれは息を整えながら腕を緩めようとせず、
「ずっと天我とこうしていたい・・」
その言葉は天我の顔を曇らせるのに十分すぎるほどだった。
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