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したい

僕が触れるだけのキスをすると蒼大も同じ様に優しく唇を重ねてくれた。 それからギュッて抱きしめてくれて僕は蒼大の肩に額当てると蒼大の匂いがしてきて自然と落ち着いてきた。 「聖輝・・・ごめん。したい。」 「僕も蒼大としたい。」 蒼大に抱かれていたら嫌な記憶が少しだけ消える気がした。 これから先も蒼大だけで僕は蒼大にだけ感じるから他の誰にも感じないそう言い聞かせていた。 「ベッド行くから聖輝。」 「うん。」 僕が立ち上がろうとしたら蒼大が僕を軽々とお姫様抱っこして歩きだした。 「暴れるなよ。」 降ろしてと言って降りようとしていたんだけれどそれをしたら危ないから先に蒼大に注意されてしまった。 僕は蒼大の首に腕を回して蒼大の首筋に唇を当ててチュッとすると一瞬だけ僕を落としかけた。 「悪い。大丈夫か?」 「うん。もしかして感じた?」 「感じた。聖輝が煽ったんだから覚悟しとけよ。」 蒼大はそう言って僕の頭に優しくキスをした。 煽るつもりは無かったけれど確かに不意にされたら僕も感じちゃう。 どうしよう!!

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