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お花見 2
「圭、蒼大から楽しみってメール来たから参加でお願いします。」
「本当に!じゃあ、明日までに集合場所決めとくからよろしくな聖輝。」
「うん。」
大地さんと美央さん、それに大輝と4人で行って以来2年ぶり位かな?
去年は色々とあってようやく最近落ち着いた気がするんだ。
「イヴイヴ!お花見参加ですってぇ〜。楽しみよねぇ〜。」
「うん。楽しみです。」
「私、お料理頑張って作って持って行くわね。好き嫌いは聞かないから覚悟してよね。」
「はい。楽しみにしてます。」
真さんの周りに音符が見えるような感じがした。
楽しそうに歌を口ずさみながら賄いを食べてる真さんを見ると複雑な気持ちになる。
真さんは本当に高橋実の弟と連絡を取っていないんだろうか?
「どうしたの?イヴイヴ眉間にシワが寄ってるわよ。」
「止めろっ!」
「イヴイヴ・・あの・・・ごめんなさいね。」
真さんが僕の眉間を指で触ろうとして僕は反射的にその手を払いのけてしまった。
「真さん、すみません。反射的に動いてしまって手は痛く無いですか?」
「ほらっ、平気よ。大丈夫だから気にしないでね。イヴイヴ。」
ごめんなさい。
急に人から触られるのが怖くて払いのけてしまいました。
でも最近は少なくなっていたけれどやはり真さんだから心の奥深い黒い部分が出てしまったのかもしれない。
真さんは良い人だと頭では理解して来たが心がついていかない。
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