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皆んなからの祝福
「うん、2人共よく似合ってるよ。」
直さんが用意してくれた真っ白のタキシードに身を包み鏡の前で確認をして貰っている。
「ありがとうございます。直さん。」
「こちらこそ、お招きありがとう。」
直さんがニッコリと笑いながら僕たち2人の前に立つと手にはキラキラと蒼く光る物を持っていた。
「ブルースターの花をモチーフにしたアクアマリンとダイヤモンドのブローチなんだ。僕と心輝からのお祝いの品だから受け取って欲しい。」
直さんは僕の左胸にブローチを止めてくれて嬉しそうに笑うから頂けませんとは言えなくて蒼大の方をチラッと見た。
蒼大の胸にも同じブローチが付けられていた。
「さっき、蒼大君にはプレゼントしといたんだ。受け取らないとか言わないでよ。」
「でもこんな高価な物を貰って良いのでしょうか?」
「うん。」
「ありがとうございます。大切にします。本当にキラキラして綺麗です。」
直さんと社長さんには本当になんてお礼を言って良いかわからない。
ありがとうございます。
お二人には感謝しています。
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