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多分な
見つめていると急に蒼大がこちらを向いて後頭部を掴むとグイッと蒼大の方に僕の顔を近づけた。
一瞬ビックリして息をのんだ。
「あの・・起きてるの?」
「多分な。」
多分なって何?
それでニヤッて笑うけれど起きてるとしか思えないんですけど蒼大。
「部屋に入って・・・ウヴッ!」
部屋に入って寝ようと言いたかったけれどその前に蒼大の唇で僕の唇は塞がれてしまった。
強引に舌を絡め取られて抵抗出来ないほどに蒼大に蕩けさせられる。
力が入らない腕で蒼大の腕を掴み押そうとするけれどその手を掴まれて動けなくさせられた。
僕が抵抗しないと分かると僕の唇から蒼大の唇が離れてゆっくりと首筋に舌が這わされる。
掴んでいた手は僕のシャツの上から胸の突起物を探し出すと爪で引っ掻く様に触れて来る。
声が出そうになりグッと我慢するけれど蒼大の責めは止めてくれそうになくて僕は口を押さえて声を我慢していた。
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