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賑やかな朝
「こらっ!ダメだって言ってるだろ。まだ皆は寝てるんだから静かにしてなさい。」
「いやぁ〜!いぶきと遊ぶのぉ〜!!」
部屋の外でそんな会話が聞こえてきて僕は身体を起こそうとした。
「イテッ!」
「大丈夫か? 無理させたすまない。」
「大丈夫だよ。確かにお互い若くないからね。」
僕が泣いた後に蒼大は涙に欲情したとか言い出して朝方まで蒼大が離してくれなかった。
今何時?
目をこすりながら壁にある時計を見ると10時とデジタル表示されていた。
「いけない。もう起きなきゃだ。」
僕は慌てベッドから抜け出そうとすると蒼大に腕を掴まれ引っ張られたから体勢を崩してしまい蒼大の腕の中に倒れこんだ。
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