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妬いている
「蒼大?」
「俺、4歳の子に妬いてる。」
「えっ?4歳の子に妬いてるの?」
僕をギュッと抱き締めて頬に優しくキスをすると僕の首に顔を埋めた。
子供と張り合っても勝つのは蒼大に決まってるのにどうしちゃったんだろう?
「蒼大、僕は蒼大だけだからね。他の誰にも心は動かない。」
「それは、分かってるがベタベタと聖輝に触れられるのが嫌だ。例え誰であっても嫌だ。」
「嬉しいけれど相手はまだ4歳の子だよ。」
「それでも嫌だ。」
凄い独占欲なの?
どうしちゃったんだろう蒼大。
僕は蒼大の背中に腕を回して抱き締め返すと蒼大も少しだけ腕に力を入れた。
バンバン!
「あっ、こらっ!咲。」
「いぶきぃ〜っ!」
うわぁ〜。
咲君も負けじとドアをバンバン叩いてきてるんだけれど蒼大はそれに負けないように僕を抱き締めて身動き取れないようにしてくる。
どうしたらいいのだろうか・・・小さい子が2人いるみたい。
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