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またね!バイバイ

「えっと・・・咲君。」 「いぶき、大好き。また来るね。」 そう言って僕から離れると咲君パパさんに抱きかかえられて手を振りお日様のような笑顔で改札の中に入って行った。 智哉達はこれから京都に遊びに行くらしくて悠真達とは逆の方面に向かうのだ。 「さて、俺達も中に入るよ。また夏に会おうな!」 「うん。夏にお世話になります。気を付けてね2人共。」 「おうっ!またな大輝も元気でな!」 「はい。悠真さんもまた。」 2人はゆっくりと改札の中に入って行き一度振り返り大きく手を振ると姿が見えなくなってしまった。 賑やかだったのがいきなり静かになってしまって凄く寂しくなってしまった。 「さて、帰るか聖輝と大輝。」 「うん。なんか静かになって寂しいよね。聖輝兄。」 「そうだな。」 大輝も同じ事を思っていたんだ。 「確かに小さなライバルが居ないと寂しいな。」 「さっき蒼大兄、咲君が聖輝兄にキスをした時に凄い顔してたよね。」 「あんな事をするとは思わなかったから少し腹立ったんだ。」 「小さな子供にヤキモチ?」 「うるさい!大輝。」 大輝は少し早歩きをして蒼大から距離を取り叩かれないようにしていた。 皆んなが帰っても蒼大と大輝だけでも負けないくらい賑やかだ。

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