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僕、なんか変です。
なんだか甘い世界になって来ている気がするのは僕だけだろうか?
キスをした後から蒼大がやたらと僕にベタベタと触ってくる。
「聖輝、晩ご飯は何が食べたい?」
「僕、料理出来ないよ。」
「大丈夫。俺が作るから何食べたい?」
「蒼大は料理出来るんだ。」
少し照れ笑いをしながら『うん』と頷くその仕草を見て僕は可愛いと思ってしまった。
今まで不機嫌な顔しか見てなかったから笑顔見せられるのはヤバイ。
「材料買ってあるんだ。」
「なら、蒼大に任せるよ。」
「うん。待って作ってくるからさ、お風呂入る?」
「へっ?」
僕は変な声を出してしまい蒼大が不思議そうな顔をして僕を見ていた。
蒼大は変な意味で言ったんじゃないけどお泊まりでお風呂とか僕の思考が変な方に向いていた。
さっき自分から蒼大にキスしたからかな?
蒼大の唇は柔らかくて・・・。
そうまさにこんな感じに蕩けてしまうくらいに心地が良かったんだよなぁ〜。
「ふぅっ・・・そう・・・た・・はぁっ・・・・・。」
気付いたら舌を絡めて蒼大とキスをしていた。
僕は何をやってるんだ?
僕は甘えてるみたいに蒼大に抱きつき夢中で舌を絡めている。
そして僕自身が硬くなり始めているという事に気付くのにそう時間は掛からなかった。
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