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僕の秘密 Said 大輝

ゆうちゃんの車でいぶちゃんが居る病院まで行ったよ。 僕はお熱が出たらダメだからと後ろの席に寝て、いぶちゃんは少し空いた所に座ってるけど通り抜けちゃうから気にしなくて良いのにと思いながらウトウトしてしまった。 病院に着いたのか車が止まってはるちゃんが僕を抱っこしてくれた。 いぶちゃんは、はるちゃんの横について歩いているけど前から来る人を避けている。 ぶつかりそうになった人に謝って自分が他の人には見えないと気付くとお顔が真っ赤になっていた。 いぶちゃん、早く僕の側に帰って来てね。 「蒼大・・・・・。」 いぶちゃんはそうちゃんを見つけると泣きそうな顔をした。 そうちゃんが居るってことはいぶちゃんが近くに居るんだよね? 僕ははるちゃんから降ろしてもらうとそうちゃんの側に行って首に抱きついた。 そうちゃんが泣いてるから側でいぶちゃんが心配をして離れようとしないのでもね早く戻らないと怖い人が来ちゃうかもしれない。 だから僕はそうちゃんに泣かない様に言ったんだよ。 それからいぶちゃんに早く行ってと怒った。 いぶちゃんも早く目を覚まして僕達とお話しするから待っててねと言ってドアの向こうに消えて行ったよ。 暫くしたらお医者さんがそうちゃんにいぶちゃんの事をお話ししてるけど僕には難しすぎる。 ドアから色んな機械に繋がれたいぶちゃんが出て来て僕はゆうちゃんとはるちゃんと一緒に沢山椅子があるお部屋で待ってた。 そうちゃんが来るまで待ってようねと言われたんだ。 りんごジュースを買って貰ってそうちゃんが来るのを待っている。 そうちゃんとも沢山お話したいなぁ〜。 大好きなそうちゃんといぶちゃん。 ずっと一緒にいれたら良いな。

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