悠真の迎えで治樹が待つ悠真の自宅にお邪魔した。 カラかうつもりは無かったがどうも聖輝はそう捉えたみたいで拗ねて大輝とプリンを食べ始めた。 一口食べるたびにコロコロと表情が変わる。 見ていて飽きないなぁ〜。 まだ自分の身に何があったか知ら無い聖輝は高校生の真っ白な聖輝のままだ。 あんな聖輝の顔は見たくない。 大輝と同じ様に無邪気にはしゃいで笑っている聖輝。 悠真と治樹も感じ取ったのか俺を見てニヤリと笑ってきた。 「なんだよ2人して感じ悪いぞ！」 「聖輝、大好きオーラが出てたからなぁ〜。昔から変わん無いよな蒼大。」 「変わらない。聖輝しか目に入らないからこの先もずっと聖輝だけだ。お前らもだろ？」 俺達がこんな会話をしている横で大輝とプリンの話で盛り上がっている聖輝。 聞かれたら恥ずかしいから大輝とプリンに夢中になってくれていて良かったと内心ホッとしていた。 記憶がもどったらあの日の誤解も解かないと・・・・・・。 聖輝は理解してくれるだろうか？ 悠真と治樹は大丈夫だからちゃんと話し合えと言ってくれたけれど・・・。 弱気になってどうするんだ！ 聖輝を悲しませたんだちゃんと笑顔にしないとダメだ！！！