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探すの! side大輝 5
『こいつらの事はあまり聞かないで欲しい。』
「うん。わかった航ちゃん。」
航ちゃんは躊躇いながら僕の頭に手を置いてクシャクシャとしたんだ。
そうちゃんもたまにしてくれるクシャクシャと同じで優しさが伝わってきた。
『大輝、わしは航と少しだけ話をしたいんじゃが待ってもらえるかな?』
タツじぃちゃんから笑顔が消えていて凄く怖いお顔になっていた。
僕は何も言わずに首を縦に振るとタツじぃちゃんは少しだけ笑って航ちゃんのそばに近づいて言った。
何のお話なのかな?
たまに航ちゃんがビックリしたお顔をしているのが見えたり凄く怖いお顔をしている時もあるんだよ。
いぶちゃん、待っていてね。
僕、1人で行く事になるかもしれなくて一緒にお家帰れるか分からないけれどいぶちゃんを1人にはしないよ。
いぶちゃんが僕にしてくれた様に僕はいつもいぶちゃんの側にいるからね。
いぶちゃん大好きだよ。
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