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探すの! side大輝 4
「あっ!なんかあそこにいるよ。見てよあそこだよ。」
『どこだよ。何もいねぇ〜て、おいっ!チビ何してんだよ。」
「えっ?あれっ、触っちゃった。」
僕は黒い人達に近づいて腕とか触っていたのだ。
何故か僕は見えない人達が見えたり触れたりするみたいなんだ。
気になるのがお話をするのは先頭にいる人だけで後の人達は僕を見ようともしなくて無関心な感じです。
『触っちゃったじゃないだろうがチビ!何ともないのか?』
「無いよ。お兄ちゃんのお名前は?」
額に手を当ててお空を向くお兄ちゃんのお名前が知りたくて聞いたんだ。
タツじぃちゃんみたいにお名前忘れたとかは言わなかったよ。
『航(こう)だ。』
「航ちゃん。僕は大輝だよ。」
僕は他に見える2人を見ていると航ちゃんが少しだけ難しいお顔をしたんだ。
僕そのお顔知ってるよ。
いぶちゃんとかそうちゃんも僕に話しにくい時は航ちゃんが、今しているお顔をするんだ。
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