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1番

「聖輝が見つかって良かった。俺ら聖輝が居ない間に蒼大も倒れてしまうんじゃ無いかと心配してたんだ。本当に高校生の時から聖輝を大切にしていてそれは親友だからと思っていた。聖輝を好きだと知ったのは聖輝が高校生の時に姿を消してからだった。」 「僕・・・。」 うまく言葉が出て来ない。 その代わりに目から1粒涙が零れ落ちて手の甲を濡らした。 「ごめん。泣かせるつもりはなくてただ昔も今も蒼大は聖輝が1番大事なんだよ。言葉に出すのは下手かもしれないが俺が話した事は覚えていて欲しい。本当にこっちがドキドキしちまうくらい聖輝しかみてないんだ。」 「ゔっ・・うん。あ・・りが・・とう・・・修。」 涙が止まんない。 ずっと僕は蒼大に大切にされていたんだ。 それを知らずに僕は勝手に家を出て車の事故に遭って脚さえ怪我をしていなかったら僕は桧山なんかに簡単に拉致されなかったと思う。 蒼大の事を信じれなかった僕が1番悪いんだ。 「その顔は僕が悪いとか考えてるだろ?」 「えっ?」 「聖輝はすぐに顔にでる。けどな聖輝も蒼大も悪く無いんだ。悪いのは聖輝を酷い目に合わせた奴らだ。だから自分を責めるんじゃないぞ!たく、お前ら2人して自分を責めるのも昔から変わらないよなぁ〜。」 修は僕の頬に伝う涙を手で拭ってくれると頭を優しく撫でてくれた。 そうだ修はいつもこうやって僕を慰めたり元気付けたりしてくれていたよね。 ありがとう修。 でもやっぱり僕が悪いと思う。

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