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クリスマス会 11

僕がオロオロしていると蒼大が軽く僕の頭をポンポンとして笑いかけてくれた。 「あの、口挟むのは悪いと思ったんですが少し落ち着きませんか?」 「すみません。」 早川さんが申し訳なさそうに蒼大に誤っていると隣の鈴原さんは頭を軽く下げた。 蒼大は2人を確かめるように見つめていて僕の方に視線を向けた。 何か話しがあるんだよね。 「聖輝と俺の話をしてもいいだろうか?高校からの話を嫌ならやめておくよ。」 「いいよ。僕は平気だよ。」 「ありがとう聖輝。」 蒼大には何か考えがあるから僕達の話をしたいと言っているんだと思う。 「あっ、春樹!ちょっとこの辺散策しに行かないか?」 「行く!」 「大ちゃんを借りていいかな?蒼大。」 悠真は気を使ってくれたんだとすぐに分かった。 蒼大は頷いて頼むとだけ呟いて悠真に笑うと悠真も何言ってんだよと笑い返した。 悠真ありがとう。 大輝に僕は聞かれたくないんだ。 僕が汚れている事を真っ白な大輝にだけは知られたくない僕の過去。

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