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クリスマス会 12

蒼大がお二人に僕達の話をしてくれた。 「あの・・・鈴原さんは航さんに申し訳ないとか思ってるんですか?」 「・・・・。」 鈴原さんは下を向いて肩を震わせている。 「鈴原さん、僕が高校の時に蒼大の前から姿を消して命を絶とうとした時に思ったのは汚れた僕が蒼大を好きになる資格なんかないって蒼大には綺麗な僕を覚えていて欲しくて僕以外との幸せな人生を願いました。僕は航さんじゃないから上手く言えないけれど航さんも鈴原さんの幸せを願っているはずです。」 「聖輝・・・。」 「分かってるよ。僕は汚れてないんだよね。今は理解してるから蒼大。」 蒼大は僕が汚れてると言うと悲しそうな顔をして僕を見るんだ。 それは無意識なんだろうけれど蒼大のそんな顔を見ると凄く胸が苦しくなる。 「俊春、僕は待つからだから前みたいに僕と接してくれないか?今迄も待てたんだ。これからも待てる。」 早川さんは本当に鈴原さんを好きなんだね。 高校の時の悠真と春樹を見ているみたいで少しだけもどかしいかもしれない。 大切な人を失くしたんだからそれはすぐに早川さんにとかならないのは分かるけれど鈴原さんも絶対に早川さんを好きなんだよ。

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