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2人の甘い時間 3
蒼大が体勢を変えて僕を後ろから抱きしめている。
腕の中に居ると思うだけで安心してきてなんだか眠くなってきちゃった。
「眠いか聖輝。」
「少しね。今日はビックリする事があったからかもしれない。」
「身体洗ったら寝るか?」
首筋に唇を這わしながら意地悪く言う蒼大に何故かドキドキとしてしまった。
湯船に浸かってるから?
蒼大の甘く囁く様な声に僕は弱くて湯船に浸かってるからとかじゃないと分かっている。
でもなんだか1人だけドキドキとしてるのが恥ずかしい。
「洗ってから寝る。」
「本当にいいのか聖輝。」
「いいよ。だから・・・ううっ・・・・そう・・・・・。」
離してと言う前に蒼大は僕の首筋に舌を這わせながら胸の突起物を人差し指の腹で優しく転がし始めた。
僕は抵抗しようとしたけれど力がうまく入らない。
「気持ちいい?」
「やあっ・・・だめっ・・・。」
「気持ちいいんだ聖輝。素直になったらもっとしてやる。」
耳朶を甘噛みしながら言われるとお腹の辺りがジンジンとしてくる。
もう逆らえないのは分かっていた。
蒼大が言うように素直に気持ちよくして欲しいと言えば良いのだけれど恥ずかしくてなかなか言えない僕が居る。
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