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2人の甘い時間 2

「俺は聖輝に出逢ってからずっと聖輝だけだ。お前以外は愛せない。愛してる聖輝。」 そう耳元で囁く蒼大。 僕も・・・蒼大だけだと思っているけれど他の男に汚された身体の僕は何処かで素直に喜べなかった。 そんな僕の態度に気づいたのか蒼大が額に口づけをして優しく僕に笑いかけた。 「また何か良くない事を考えてるだろ聖輝。」 「えっと・・・ごめん。」 「俺以外考えれなくしてやるよ。聖輝。」 さっきまでの優しい手付きとは違い荒々しくて乱暴に僕をバスタブの中へと入れると息が出来ないほどに荒々しいキスをされる。 舌を絡め取られて吸われて何が起きているかと戸惑う僕に容赦なく蒼大の手が僕の胸にある突起物を強く摘んだ。 なんだか・・・怖い。 乱暴にされている相手が蒼大でもまだあの時の記憶が残っているから怖くてたまらない。 そう思ったら身体がガタガタと震えだした。 蒼大にして貰ってるのに怖いなんて思うんなんて・・・。 「聖輝・・すまない。」 蒼大は僕の異変に気付いて手を止めて優しく抱きしめてくれた。 僕を優しく包み込む様な腕はアイツらとは違う乱暴に扱っている様だけれど手の動きは僕を気にしながらだった。 こんなにも違うのに怖いなんて思うなんて・・・・・。 「大丈夫だから蒼大。続きしてよ。」 「もう少しだけ抱きしめていたい。俺の腕の中に聖輝がいるのを感じていたい。」 「うん。僕はずっと蒼大の側にいるよ。」 蒼大も少し震えていた。 僕が居なくなる恐怖と蒼大も戦っているんだと思うと僕は1人じゃないと思える。 僕には蒼大しかいないんだ。

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