358 / 699

2人の甘い時間 8

「いっ・・・聖輝。愛してる。」 僕の腰を持つ手はいつしか離れていた。 蒼大は僕に覆い被さる様にしてきつく抱きしめると耳元で優しく甘い声で囁いたのだ。 ダメだよ。 そんな吐息まじりに甘い声で囁くなんてそれだけでおかしくなるよ蒼大。 「蒼大・・僕・・蒼大・・・イッちゃう!」 「一緒に聖輝。」 そう言うと蒼大は僕の奥深くをグリグリ擦りながら激しく突き上げてくる。 僕の手もそれに合わせて激しく動かしているとガツっと奥を突かれた時に僕は僕自身から欲を吐き出していた。 それと同時に蒼大の熱が僕の奥深くに注ぎ込まれている。 ドクンドクンと脈打つ様にタップリと注ぎ込まれ僕はそれにすら感じてしまっていた。 僕は男なのに蒼大の熱を注ぎ込まれながら薄れそうな意識で蒼大との赤ちゃんが出来たらいいのにと願ってしまった。 叶わないのは分かってるけれど愛する人の赤ちゃんが欲しい。 「聖輝、ずっと2人で生きていこうなずっと側にいろよ。」 「蒼大・・・うん。」 ずっと2人で生きて行くんだ。 赤ちゃんは産んであげれないけど僕はずっと蒼大の側にいて愛していくよ。

ともだちにシェアしよう!