359 / 699

2人の甘い時間 9

僕と蒼大は触れるだけの軽いキスをするとシャワー浴びた。 「なんだかもう少し薔薇の花びらに浸かっていたかった。」 「確かに、こんなに早くダメにする予定じゃなかったんだが聖輝が可愛くて我慢できなかった。ごめん。」 「謝らないでよ。僕も蒼大が欲しかったから・・・ごめんね。」 2人で顔を見合わせながら笑ってしまった。 どんな高価なプレゼントよりも僕は蒼大が触れてくれる温もりが何よりものプレゼントだと思えた。 2人で過ごす時間が大切な宝物なんだ。 「また薔薇の花びらを浮かべて入ればいい。」 「うん。けど後片付け大変そうだね。」 「それは言うなよ。俺が後片付けするから聖輝は先に部屋に行ってろよ。」 なんだか後片付けさせるのも申し訳なく思うけれど僕が後片付けをすると言えば蒼大は絶対に却下する。 だから僕は蒼大の言葉に甘えてバスルームから出る事にした。 今度は僕が蒼大の為に用意しよう。 いつが良いかな? やっぱり蒼大の誕生日にとかが良いよね。 なんだか考えていると楽しくなって来て色んな事を2人でしたいとか思った。 蒼大もこんな事を考えながら今日の準備をしてくれたのかな? 後で聞いてみよう。

ともだちにシェアしよう!