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腕の中で Side拓人

グッタリとしている淳平の中から俺自身をゆっくりと抜いて行くと淳平は感じたのか甘い声が聞こえた。 淳平の声が俺の理性をおかしくする。 けれど流石にもう元気を取り戻す気配はなくて俺は抜き終わると淳平の身体を綺麗にしようとした。 「拓人さん、大丈夫だから自分でします。」 「遠慮するなよ。甘えてろ淳平。」 「でも恥ずかしいです。」 「恥ずかしがるなよ。さっきもっと恥ずかしい事しただろ?」 そう言うと淳平は耳まで顔を真っ赤にして俺を睨みつけてくる。 そんな睨んでも怖くないんだよ。 「本当に可愛いな淳平。」 「からかわないでくださいよ拓人さん。」 「からかってないさ、本当にそう思うんだよ。こっちに来いよ淳平。」 淳平に向かって腕を広げてみると最初は躊躇いに似た表情をしたが素直に淳平は俺の腕の中に入り込んで来た。 俺は淳平をギュッと抱きしめた。 淳平は答える様に俺の背中に腕を回して頬擦りをしてくるのが可愛い。 ずっと俺の腕の中にいろよ淳平。

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