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人気メニューに
最初はあまりオーダーが入ってなかったけれど口コミで少しずつオーダーが入る様になり最近では一番人気メニューになったのだ。
「凄いぞ聖輝!」
「うん。なんだか嘘みたいだよ。人気メニューになったのも嬉しい。」
「まさか雑誌に取り上げられるなんて信じられないよな聖輝。」
「これも修が僕を待っていてくれたからありがとう。」
口コミでお店も評価が上がりそれで人気メニューを雑誌で取り上げてもらえる事になった。
その際に僕も撮影したいと言われたがあの事件で名前や顔が知られている。
だからお店のイメージもあるから修に頼んで圭にかわってもらうことにしたんだ。
相手先にも修が話をつけて納得してもらった。
「圭、ごめんね。」
「気にするなよ。それに聖輝がまた変な奴らに狙われたら大変だから俺なら大丈夫だ。」
「うん。ありがとう圭。」
圭もフロアーに出れば女性のお客様から撮影したいと言われている。
丁寧にお断りをしているがそれでも隠れて撮られたりしていた。
僕が雑誌に載るより圭の方がお店の宣伝にもなるしイメージも壊れたりしない。
きっと僕が雑誌に載ったら物珍しいと来店するお客様もいるはずだから修や圭に迷惑かけたくない。
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