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ホワイトデー 7

淳平君と拓人さんが帰り大輝を寝かしつけると蒼大と2人でソファに座り話をしていた。 どちらからともなく引き寄せられるように唇を重ねると蒼大の唇が僕の唇から離れて耳朶に触れるか触れないかでゆっくりと話をする。 「俺が聖輝をいつから好きか覚えているか?」 「やっ、み・・み弱い・・・からっ・・ううんっ!」 「高校の時からだ。忘れるなよ。俺はあの時から気持ちは変わらない。聖輝はオレのものだから俺は聖輝のだからずっと一緒にいろよ。」 「そぉ・・う・・・たぁ・・。すき。」 「聞いてないだろ?こんなに感じてるのは俺を好きだからか?」 「ううっ・・・あっ・・・すき・・。」 蒼大は話しながら僕の耳朶を甘噛みしたり吸い付いたりしてくる。 ちゃんと返事をしなきゃとか考えてるけれど身体が心が蒼大を求め過ぎて返事どころか触れて欲しい気持ちでいっぱいだった。 「じゃあ、もっと感じさせてやる。」 「ひやっ!」 蒼大は僕の首筋に舌を這わせた。 それから唇に噛み付く様にキスをしたかと思うと今度は荒々しく舌を絡め取り僕はそれだけで何も考えられなくなり頭の中が蒼大のキスでトロトロに蕩けてしまっていた。

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